後発(ジェネリック)医薬品とは・・・
医師から処方される「医療用医薬品」は、新薬(先発医薬品)とジェネリック医薬品(後発医薬品)の2種類があります。

●先発医薬品(新薬)
病気を治すために新た開発された医薬品の事です。
先発品は再審査期間(通常6年間)と特許期間(約20年間)で保護されます。
薬の開発には莫大な費用がかかり、その安全性を保証していく事にも多くの費用がつぎ込まれます。そのため、新薬は薬剤費を高く設定せざるを得ないという一面があります。

●後発医薬品(ジェネリック医薬品)
特許期間が満了した先発医薬品の情報は公開されて国民共通の財産となり、この公開情報を利用して同じ有効成分・同じ効能を持った薬を他のメーカーでも製造・販売することができるようになります。 これが後発(ジェネリック)医薬品です。
先発医薬品のノウハウを利用して開発生産され、承認審査も簡素化されているので、製造にかかるコスト・期間は、低コスト・短期間で済みます。

後発医薬品の薬価は、先発医薬品に比べ約1/5~4/5と定められていますので、安価に購入することができます。薬価が安ければ、患者さんの自己負担が減るほか、保険料・税金の節減にもなり、国の医療費も低減できます。

後発医薬品の使用状況
   
世界では、代替可能で価格の安い後発医薬品を使うのが主流となっています。
特にアメリカ・イギリスでは後発医薬品のシェアが全医薬品市場の約60%を占めていますが、日本において後発医薬品の占める割合は10%台に留まっています。
そこで、後発品の使用促進策として、平成20年4月に処方せんの様式が見直されました。
画期的ともいえる今回の変更点は、医師が「後発品への変更不可」欄に署名しない限り、患者さんと薬剤師の自由意思で後発品への変更が認められることになりました。
現在、国民の医療費は30兆円を超えており、そのうちの約20%が薬剤費とのデータがありますので、後発医薬品の使用促進は、日本の医療保険制度を維持し、医療コストの低減をはかる為に重要な手段として注目されています。